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三沢淋代海岸・ミスビードル号(平成13年12月20日撮影)

六ヶ所村と三沢市の間、淋代(さびしろ)海岸に「ミス・ビードル号記念広場」があります。 ここは、昭和6年に2人のアメリカ人青年飛行士が、単葉複座機のミス・ビードル号に乗り組んで飛び立ち、人類初の太平洋無着陸 横断飛行に成功した記念すべき地です。ワシントン州ウエナッチ飛行場までは、8000km、41時間。 広場には、この挑戦と成功をたたえる顕彰碑が立っています。浜には太平洋に向かってまさに飛び立つ真っ赤な機体のミス・ビードル号の 模型が置かれています。

顕彰碑には次のように書かれています。 「昭和6年10月4日午前7時1分、アメリカ人クライド・E・バングボーンとヒュ−・ハーンドン・ジュニアの2名の飛行士が乗った ベランカ単葉機「ミス・ヴィードル号」が朱色の機体に425馬力のエンジンを響かせて、三沢村淋代海岸から米国ユタ州ソルトレイク ・シティを目指して飛行距離約8000kmのノンストップの旅に出た。そして2日後の6日午前0時14分シアトル東方のワシントン州 ウエナッチ飛行場に胴体着陸を敢行し、無事に着いたのである。ここに人類史上、初のの太平洋無着陸横断飛行(飛行距離7910km、 所要飛行時間41時間13分、平均飛行速度192km/時)の劇的歴史の1ページが記された。」